隠れた名酒が多い日本のウイスキー
NHK朝の連続テレビ小説の題材にされたことが記憶にあたらしいのが日本のウイスキーです。
ウイスキーと言えば、スコットランドのスコッチウイスキーや、アメリカやカナダのバーボンウイスキーが有名ですが、日本にも本格的なウイスキー醸造所が存在しています。
日本国内で作られているウイスキーの多くは「モルト」や「ブレンデッド」と言われるものですが、各地によって作り方に違いが見られています。
日本のお酒というと日本酒や焼酎ばかりと思ってしまいがちですが、実は日本独自の開発をしてきたウイスキーという独特の文化がありますのでぜひそちらも注目をしてみてもらいたいです。
ウイスキーの品質については毎年「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」という品評会が開催されています。
そちらでは日本酒やワイン同様に、その年の優れたお酒はどれかを専門家の目で確かめ順位をつけていくという作業が行われます。
この「WWA」を主催しているのは英国のウイスキー専門誌である「ウイスキーマガジン」で、審査員は銘柄を隠した状態で飲み比べをし、最もよいものはどれかということを決めていきます。
世界各国では他にもウイスキーの品評を行う大会がありますが、ウイスキーのみを選定するのはこのWWAのみなので信頼性は最も高いと言えます。
そのWWAにおいて既に日本のウイスキーは多数の賞を受賞しています。
2017年度の受賞品を見てみると、なんとファイナルまで残ったものの中には「サントリーウイスキー響21年」や「富士御殿場蒸留所シングルグレーン・ウイスキーAGE25YEARS SMALL BATCH」「イチローズモルト秩父ウイスキー祭2017」などといった日本の銘柄が複数掲載されています。
他の受賞ウイスキーを見てみると、世界的に有名な蒸留所がぞろりと揃っていますので、既に日本のウイスキーは世界的に認められるトップレベルということになります。
ウイスキー好きなら抑えておきたい5銘柄
日本で製造されるウイスキーはバーボンやスコッチと比較してクセが少なく、奥行きのある味わいをしていることが特徴です。
ウイスキーが好きな人なら絶対におさえておいてもらいたいウイスキー5銘柄を挙げるなら、「サントリーオールド」「サントリー角瓶」「ニッカ フロム・ザ・バレル」「サントリー響」「シングルモルトウイスキー白洲」あたりです。
これらはいずれもお手頃価格帯で手に入る一般向けのお酒なのですが、価格とは思えないほど奥行きのある味わいをしている昔ながらの銘柄です。
ロックや水割りもよいですが、ハイボールもおすすめなので天然水の炭酸水などちょっと贅沢なもので挑戦してみてください。