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  3. 卓上を彩る卓上万年カレンダー
カレンダー

一生使い続けることができる「万年カレンダー」とは

便利な卓上カレンダーですが、毎年買い直しをしなければいけないのがちょっと面倒に思えます。
特に日付の記載を多く扱っている仕事の場合、確認できればよいのは日付のみでスケジュール管理は手帳やスマホで行うので必ずしも使い捨てのカレンダーである必要はないということもよくあります。

そこでおすすめになるのが万年使える卓上カレンダーです。
「卓上万年カレンダー」は、1957年にデザイナーのエンツォ・マーリが考案した製品で「Helvetica」の美しいフォントを使用した見やすい形状をしています。

しくみは一見単純そうですが非常によくできており、日付・曜日・月をそれぞれ順番に変化させていくことができるようになっています。

卓上に小さなスライドを設けて日にちごとに一枚めくっていくという形になるので、何十年単位で使用をしていくことが可能です。

このデザインはイタリア製品のモダンデザインを象徴するものとして今も世界的に広く使用をされています。
もともとブラックとホワイトの二色展開をしていましたが、そのあと復刻版としてグリーンとブラウンが追加されました。

塩ビ製のシンプルなデザインなのでどんな家庭においても浮くことがなく、毎日の日付確認に気軽に使用していくことができます。

ちなみに製品名称は正確には「DANESE(ダネーセ) 卓上万年カレンダー」といい、一つ21,600円(税込)で購入が可能です。

海外製らしいクセもまた製品の魅力

「DANESE万年卓上カレンダー」は、海外雑貨を取り扱うショップで購入をすることがっできるようになっています。

このときちょっと知っておいてもらいたいのが、文字盤の細かい部分にちょっとした傷のようなものがついていることもよくあるということです。

日本製の場合にはほんのちょっとした文字の印字ミスなどがあると市場から外されてしまいますが、もともとが古い文房具製品をリメイクしてそのまま使用していることから、製品によっては文字のちょっとしたブレのようなものが見られることもあります。

ですが普遍的ながらどこかレトロな雰囲気をしている卓上万年カレンダーなので、そうした製品的な傷のようなものも製品としての魅力ととらえてよいでしょう。

価格が高めなのもそうですが、この製品は大量生産品ではなく今も受注によって少量ずつ作っているという事情もあります。

そのため今欲しいとなってもすぐ簡単に手に入るとは限りませんし、品切れの場合いつ入荷されるかはわからないというのが実情です。

ですのでもし購入しようかまよっていて、今製品在庫があるようでしたら価格は気にせず思い切って購入しておくことを強くおすすめします。

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